日本司法支援センターは3月12日、大槌町上町に同センター出張所(法テラス大槌)を開設されました。東日本大震災後、県内への出張所開設は初めて。
弁護士や司法書士、社会保険労務士ら各分野の専門家が無料で相談に応じる。町内や周辺市町を巡回する移動相談車1台も導入し、被災者の生活再建に向けたきめ細かい対応を目指す。
法テラス大槌は、同町役場仮庁舎の北側にプレハブ平屋で開設。相談室4室を備え、職員3人を配置する。
相談は、月、水、金曜に弁護士1人、火曜に司法書士1人、木曜日は行政書士と社会保険労務士、社会福祉士が各1人。税理士1人が隔週の木曜日。
相談は午前10時~PM4時を予定。無料けれど、訴訟などの手続きに入れば弁護士コストなどのしはらいいが必要と成る。設置期間は現時点で2年間を予定。需要に応じ延長も検討すると言う。
移動相談車は、ワゴン車内に相談スペースを設置。職員や専門家が大槌町内や釜石市、山田町の仮設住宅などを巡回し、交通手段の無い被災者らに対して車内で相談に応じる。法テラスへの送迎も行う。
同支援センターは、震災発生1年を控え失業給付などが切れる時期と成る事から、多重債務や雇用問題、不動産登記の相談が増えてくると予測。各分野の専門性を生かした対応が大切に成るとしている。
12日の開所を前に、10日には一斉相談会を午前10時半からPM0時半まで開き、開所式も行う。同センター岩手地方事務所の保理江均事務局長は「遠慮する事なく、困った事は気軽に相談してほしい」と呼び掛ける。
東日本大震災後、県内への出張所開設は初めてということなので是非利用して欲しいものです。
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