自己破産を申し立てると、債権者からの督促に不安を感じることは自然です。しかし、申し立て後に連絡があった場合の対処法を知っていれば心配はいりません。
この記事では、自己破産申し立て中の債権者からの問い合わせが来た際の適切な応対方法と、弁護士を介した場合の対応について簡潔に解説します。
自己破産時の債権者からの適切な対応方法について
自己破産の申し立てを行うと債権者から債務者(あなた)に督促や催促の電話などがかかってくるんじゃないかと、ちょっとビクついてしまいますよね。もっともです。
でも大丈夫です、そのような電話がかかってきた場合は「現在、自己破産の申し立てを行っています」と説明すれば良い。というのが結論です。
あなたが自己破産の申立を行なったとしても、債権者側からあなたに問い合わせの電話やなんらかの連絡が法的に制限されるものではありません。
従って、あなたに対する取り立ては制限されますが、問い合わせは制限されません。あくまで問い合わせですからね。ビクビクする必要はありません。
もしあなたが代理人(弁護士)に自己破産の申し立てを依頼した場合は、代理人があなたに代わって債権者に対して債務整理の受任の連絡をおこないます。
法テラスの場合も紹介された弁護士が自己破産の依頼を決定した場合、債権者に対して弁護士から債務者(あなた)の自己破産の受任の連絡がなされます。
弁護士はあなたから提出された債権者名簿を元に、自己破産の申し立てを行ったことを債権者に連絡することになるのですが、書類の作成などで若干のタイムラグが発生する場合があるかもしれません。
その間に督促の連絡が入るかもしれません。そのような場合は「現在自己破産の申し立てを行っているので、○○弁護士の方へご確認お願い致します」。
というように、債権者に説明すれば取り立てはストップできます。
まとめ
自己破産の申し立て中であれば債権者から督促の電話がかかってきた場合、「現在、自己破産の申し立て中です」と説明すれば良い。
もしあなたが個人で自己破産の申し立てを行うのであれば当然、債権者への連絡はあなたがすべて行う必要があります。
弁護士に自己破産の申し立てを依頼した場合は、弁護士があなたの代わりに債権者への対応をすべて行ってもらえます。