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法テラスを利用する為の弁護士との面談【2】

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法テラスの民事法律扶助を利用して自己破産を進める場合、弁護士との面談では、借入れの状況だけでなく、収入や支出、預貯金、保険、自動車などに関する資料の確認が行われることがあります。

私が弁護士と2回目の面談をしたときも、事前に案内された書類をそろえ、家計の状況や通帳の入出金について説明しました。ただし、面談の回数、面談までの期間、必要書類、確認される内容は、依頼先の弁護士や申立先の裁判所、本人の財産・収入・借入状況などによって異なります。

この記事では、私が実際に経験した2回目の面談の様子と、法テラスや裁判所が公開している一般的な情報を分けて紹介します。この記事だけで自己破産の可否や手続きの結果を判断せず、担当弁護士から受けた案内を優先してください。

弁護士との2回目の面談に向けて書類を準備した私の体験談

私の場合、最初の面談を終えてから、次の面談までに収入や財産などを確認できる書類を集めるよう案内されました。次回の面談までにはある程度の期間がありましたが、書類によっては市区町村役場や勤務先、金融機関、保険会社などへの依頼が必要だったため、早めに準備を始めました。

当時の私は、案内された書類をすべて同じ方法で集めればよいと思っていました。しかし、実際には勤務状況、住居、所有財産、家族構成などによって、必要になる書類と不要な書類が分かれます。

たとえば、給与を受け取っていない人には給与明細がなく、自動車を所有していない人には車検証や査定書がありません。反対に、不動産、保険、退職金、相続財産などがある場合は、それぞれの内容や価値を確認できる資料を求められる可能性があります。

私は、書類の名称だけで判断せず、担当弁護士から渡された一覧や説明を確認しながら準備しました。分からない書類については、自分で代用品を決めず、弁護士事務所へ確認することが大切だと感じました。

私が準備するよう案内された主な確認書類

私が面談前に準備した書類には、次のようなものがありました。ただし、これは私のケースにおける一例であり、すべての人に同じ書類が必要になるわけではありません。

  • 住民票
  • 戸籍謄本
  • 給与明細書の写し
  • 源泉徴収票の写し
  • 課税証明書または非課税証明書
  • 預金通帳の写し
  • 賃貸借契約書の写し
  • 不動産に関する登記事項証明書
  • 退職金の見込額などを確認できる書面
  • 車検証の写し
  • 自動車や自動二輪車の査定資料
  • 保険証券の写し
  • 保険の解約返戻金を確認できる書面
  • 年金の受給額を確認できる書面
  • 生活保護や各種給付金の受給を確認できる書面
  • 財産分与や相続財産に関する資料
  • クレジットカードや借入先に関する資料

法テラスの公式サイトでは、弁護士・司法書士費用等の立替制度の審査にあたり、世帯人数、収入、資産、事件内容、返済口座などを確認する資料が必要になると案内されています。事件の内容によって必要書類が異なるため、公式サイトの一覧だけでなく、担当者からの案内も確認する必要があります。

法テラスの審査に必要な書類について

住民票や収入資料を準備するときに確認したいこと

住民票や課税証明書などの公的書類には、発行日や記載事項について指定が設けられる場合があります。私も、単に住民票を取得すればよいのではなく、世帯全員、本籍、続柄など、必要な事項が記載されているかを確認しました。

法テラスの公式案内では、住民票について、申込みから一定期間内に発行され、本籍、筆頭者、続柄、世帯全員の記載があるものを求める例が示されています。ただし、実際に必要となる記載事項や有効期間は、手続きや提出先によって異なる可能性があります。

給与生活者の場合は、直近の給与明細、賞与明細、源泉徴収票、課税証明書などを求められることがあります。無職、年金受給中、生活保護受給中、個人事業主などの場合は、収入状況を説明するために別の資料が必要になる可能性があります。

マイナンバーが表示された書類を提出する場合は、そのまま提出せず、マイナンバー部分の取扱いを担当弁護士や法テラスに確認することが大切です。法テラスの案内では、写しにマイナンバーが表示されている場合、マスキングして提出するよう案内されています。

通帳の写しは口座名義と取引履歴が分かるように準備した

私の面談では、預金通帳の写しも重要な確認資料の一つでした。通帳の表紙や名義が記載されたページだけでなく、一定期間の入出金履歴が分かる部分も準備しました。

通帳を長期間記帳していない場合、複数の取引がまとめて表示されることがあります。そのようなときは、金融機関から取引明細を取り寄せる必要があるか、担当弁護士に確認したほうがよいでしょう。

インターネット銀行や通帳を発行しない口座については、画面の一部だけを印刷するのではなく、金融機関名、支店名、口座名義、口座番号、対象期間、取引内容などを確認できる資料が必要になる場合があります。

また、ほとんど使っていない口座、残高が少ない口座、家族が管理している本人名義の口座なども、自己判断で除外しないことが大切です。どの口座を申告する必要があるかは、担当弁護士に確認してください。

家計状況や財産を整理するために作成した資料

公的機関や金融機関から取得する書類とは別に、自分で記入する資料もありました。私の場合は、毎月の収入と支出、所有している家財、借入先などを一覧にして提出しました。

自分で作成する資料は、記憶だけで大まかに書くのではなく、給与明細、通帳、領収書、請求書、利用明細などと照らし合わせながら記入しました。数字に違いがあるときは、無理に合わせるのではなく、理由を確認して弁護士へ説明できるようにしました。

家計状況収支表には実際の収入と支出を記入した

家計状況収支表は、毎月どの程度の収入があり、何にいくら支出しているのかを整理する資料です。私の場合は、給与や給付金などの収入と、家賃、食費、水道光熱費、通信費、保険料、医療費などの支出を記入しました。

家計簿をつけていなかったため、最初は正確な金額が分からない項目もありました。そのような項目は、通帳の引落し、クレジットカードの明細、レシートなどを確認し、できる限り実際の金額に近づけました。

家族と同居している場合は、生活費をどのように分担しているかも確認される可能性があります。家賃や光熱費を家族が負担している場合や、本人が家族へ生活費を渡している場合は、その状況を説明できるように整理しておくと面談を進めやすくなります。

家財道具一覧表には所有している物を正直に記入した

家財道具一覧表や資産目録に記載する内容は、裁判所や弁護士から渡される書式によって異なります。私の場合は、所有している家財や価値があると思われる物について、案内に従って記入しました。

一般的な生活に必要な家具や家電をすべて処分しなければならないと一律に決まっているわけではありません。また、財産としてどのように扱われるかは、品物の価値、地域の裁判所の運用、手続きの種類などによって判断が異なる可能性があります。

自分では価値がないと思う物でも、換価価値があるか判断に迷う場合は、記載せずに隠すのではなく、担当弁護士へ伝えて判断を仰ぐことが重要です。

債権者一覧表にはすべての借入先を記入した

債権者一覧表には、消費者金融、クレジットカード会社、銀行、信販会社などの借入先を記入しました。ショッピング利用分、キャッシング、カードローン、保証債務などがある場合も、案内に従って整理しました。

家族、知人、勤務先などから借りているお金がある場合も、自己判断で一覧から外さず、担当弁護士へ伝える必要があります。税金、社会保険料、家賃、携帯電話端末の分割代金などについても、支払い状況を確認される可能性があります。

古い借入れで債権者名や残高が分からない場合は、請求書、督促状、契約書、メールなど、手元にある資料をまとめて弁護士へ見せました。金額が確定していなくても、分かる範囲で情報を伝え、調査方法を相談するほうが安全です。

2回目の面談で収入や通帳の入出金を確認された私の体験談

必要書類と作成資料を提出した後は、それぞれの内容を照合しながら面談が進みました。私の場合、家計状況収支表に記入した収入や支出と、通帳に記録された入出金に大きな違いがないかを確認されました。

通帳にまとまった金額の入金や出金があると、その理由を尋ねられることがありました。すべてを早めに思い出せるわけではなかったため、取引履歴の横に用途や相手を書いたメモを用意しておけば、説明しやすかったと思います。

ただし、弁護士から質問を受けたからといって、不正を疑われていると決まったわけではありません。申立書や提出資料を正確に作成するために、取引内容を確認している場合もあります。分からない取引を推測で答えず、「確認して後日回答します」と伝えることも必要です。

大きな入出金について使い道や相手を確認された

私の場合、普段の生活費とは異なる金額の動きについて、そのお金が何のために入金され、どのような目的で支出されたのかを確認されました。

たとえば、家族からの援助、勤務先からの精算金、保険金、給付金、物品の売却代金などは、見ただけでは内容が分かりません。出金についても、家賃、税金、医療費、借入金の返済、家族への送金など、理由を説明できる資料があると確認しやすくなります。

現金で支払ったため記録が残っていない場合は、分かる範囲で時期、金額、目的を整理しました。説明できない取引があったとしても、その場しのぎの理由を作らず、事実を確認してから回答することが大切です。

クレジットカードの利用状況も隠さず説明した

私のケースでは、クレジットカードの利用状況や手元にあるカードについても確認しました。利用を停止する時期、カードを返却する必要があるか、継続中の引落しをどうするかなどは、契約状況によって対応が異なるため、担当弁護士の指示に従いました。

自己破産を考えている段階で、新たに高額な買い物をしたり、換金目的で商品を購入したり、キャッシングを繰り返したりすることには法的な問題が生じる可能性があります。しかし、どの行為が手続きや免責判断に影響するかは、金額、時期、目的、経緯などを含めて個別に判断されます。

すでに気になる利用がある場合も、自分で問題がないと決めたり、明細を処分したりせず、早めに弁護士へ説明することが重要です。

自己破産を相談した後の借入れや財産の処分で注意したいこと

自己破産を相談した後は、「いずれ返済できなくなるなら、今のうちにカードを使ってもよい」と考えてしまう人がいるかもしれません。しかし、新たな借入れ、財産隠し、特定の相手だけへの返済、事実と異なる申告などは、破産手続や免責の判断に影響する可能性があります。

裁判所の案内では、浪費や詐術による借入れ、財産を隠す行為、特定の債権者への不公平な返済、申立書への虚偽記載、調査に対する虚偽回答などが、免責不許可事由に該当する可能性のある行為として説明されています。

もっとも、そのような事情が一つあれば事前に免責されないという単純な仕組みではありません。裁判所が事情を確認し、裁量によって免責を許可する場合もあると案内されています。最終的な判断をするのは弁護士や法テラスではなく裁判所です。

大阪地方裁判所の破産手続に関する案内

新たな借入れやカード利用を自己判断で続けない

自己破産を検討していることを認識しながら、新たな借入れやクレジットカード利用を続けると、借入れの時期や目的について詳しい説明を求められる可能性があります。

生活費が不足し、カードや借入れを使わなければならない状況にある場合は、無理に隠したり、別の会社から借りて埋め合わせたりする前に、担当弁護士へ連絡することが大切です。

家賃、電気、ガス、水道、医療費など、生活を維持するための支払いについても、どれを優先し、どのように対応するかは状況によって異なります。この記事を根拠に支払いを停止せず、事前に専門家へ相談してください。

特定の人や会社だけに返済する前に弁護士へ確認する

家族や知人から借りたお金だけは先に返したいと考えることがあるかもしれません。しかし、一部の債権者だけへ返済する行為は、時期や状況によって破産手続上の問題となる可能性があります。

口座振替による返済が予定されている場合や、給与振込口座と借入先の銀行が同じ場合なども、口座の取扱いについて確認が必要になることがあります。

返済を止める、続ける、口座を変更するなどの対応を自己判断で行わず、担当弁護士へ現在の引落日や支払方法を伝えたうえで指示を受けてください。

財産や取引履歴を隠さず事実を伝える

預貯金が少額であっても、利用している口座や取引履歴を意図的に隠すことは避けなければなりません。保険、自動車、不動産、退職金、相続財産、売却した物などについても、関係があるか迷ったときは弁護士へ伝えたほうが安全です。

すでに財産を売却したり、家族へ名義を変更したり、大きな現金を引き出したりしている場合は、その行為を隠すのではなく、時期、金額、理由、現在の保管状況などを説明できるようにします。

問題があるかもしれない行為についても、早い段階で弁護士へ伝えることで、必要な説明資料や対応を検討できる場合があります。事実を隠したまま手続きを進めるほうが、後から説明が難しくなる可能性があります。

弁護士との面談前に準備しておきたいこと

弁護士との面談では、書類を提出するだけでなく、記載内容や取引の理由について質問されることがあります。私の場合も面談に時間がかかったため、資料を見つけやすい順番に並べておけば、もう少し落ち着いて説明できたと思います。

面談時間は、借入先の数、財産の内容、通帳の取引量、確認事項などによって異なります。私の場合は長時間になりましたが、すべての人の面談が同じ時間になるわけではありません。

必要書類を項目ごとに分けて保管する

書類は、本人確認、収入、住居、預貯金、保険、自動車、不動産、借入先などの項目に分けて保管すると確認しやすくなります。

コピーを提出する場合は、文字や数字が切れていないか、裏面にも記載がないか、対象期間が不足していないかを確認します。原本を提出する必要があるか、コピーでよいかは、書類ごとに担当弁護士へ確認してください。

提出した書類の控えを手元に残しておくと、後日の問い合わせや追加面談にも対応しやすくなります。ただし、個人情報が多く含まれるため、紛失しない場所で管理することが必要です。

通帳の大きな入出金には説明用のメモを付ける

通帳に普段とは異なる入出金がある場合は、日付、金額、相手、目的をメモしておくと説明しやすくなります。

家族間の送金、現金の引出し、勤務先からの振込み、保険金、給付金、物品の売却代金などは、通帳の表示だけでは内容が分からないことがあります。契約書、領収書、振込明細、メールなどの資料が残っていれば、一緒に保管しておきます。

用途を覚えていない取引は、推測で記載せず、家族や金融機関に確認できるか検討します。確認しても分からない場合は、そのことを正直に担当弁護士へ伝えてください。

質問したいことを面談前に書き出しておく

面談では説明を聞くことに集中し、自分が聞きたかったことを忘れてしまう場合があります。私は、次のような項目を事前にメモしておけばよかったと感じました。

  • 追加で必要になる書類はあるか
  • 不足している資料の代わりに何を提出すればよいか
  • 銀行口座やクレジットカードをどのように扱うか
  • 毎月の生活費をどのように管理するか
  • 家族からの援助や家族への支払いをどう説明するか
  • 税金や社会保険料などの支払いをどうするか
  • 勤務先や家族への説明で注意することはあるか
  • 次回までに行う作業と提出期限

弁護士から受けた説明は、可能であればその場でメモし、分からない言葉は確認します。自分の理解が合っているか不安な場合は、最後に「次回までに行うこと」を復唱すると整理しやすくなります。

弁護士や司法書士費用等の立替制度と公的情報

法テラスの民事法律扶助には、一定の条件を満たす人を対象として、無料法律相談や弁護士・司法書士費用等の立替えを行う制度があります。

立替制度を利用する場合は、収入と資産が基準以下であること、解決の見込みがないとはいえないこと、民事法律扶助の趣旨に適することなどについて審査が行われます。審査結果や事件の内容によっては、希望どおりの援助を受けられない場合もあります。

また、自己破産の申立ては裁判所で行われる手続きです。法テラスや弁護士へ依頼した時点で、破産手続の開始や免責許可が決まるわけではありません。提出書類や申立後の進行については、申立先となる裁判所の運用も確認する必要があります。

法テラスが公開している費用は目安であり、実際の立替額や毎月の返済額などは、事件内容や審査結果によって異なる場合があります。費用や支払方法については、利用時点の公式情報と担当者からの説明を確認してください。

2回目の面談では書類の正確さと正直な説明が大切だと感じた

私が弁護士との2回目の面談を経験して感じたのは、書類を形式的にそろえるだけでなく、記載された数字や取引内容を自分の言葉で説明できるようにしておくことの大切さです。

通帳の入出金や家計の数字に不明な点があっても、早めに不利になると決まったわけではありません。まずは事実を確認し、分からないことは分からないと伝え、必要に応じて追加資料を提出することが重要です。

一方で、借入れ、財産、収入、家族とのお金のやり取りなどを意図的に隠したり、事実と異なる説明をしたりすることは避けなければなりません。すでに気になる行為や説明しにくい取引がある場合も、自己判断で伏せず、早めに担当弁護士へ相談してください。

必要書類、面談回数、申立てまでの期間、裁判所へ提出する内容、免責の判断などは、一人ひとりの事情によって異なります。私の体験談は一例として参考にし、実際の手続きでは担当弁護士、法テラス、申立先の裁判所から示された最新の案内を優先してください。

免責事項

この記事は、筆者の体験と、法テラスおよび裁判所が公開している一般的な情報を基に作成したものです。特定の人について、自己破産を申し立てられるか、免責が認められるか、どの書類が必要か、費用や期間がどの程度になるかを判断するものではありません。

法律や制度、必要書類、費用、裁判所の運用は変更される場合があります。また、同じように見える状況でも、収入、財産、借入れの経緯、取引内容、申立先の裁判所などによって対応が異なる可能性があります。

実際に自己破産や法テラスの利用を検討するときは、法テラス、弁護士、司法書士などの専門家へ相談し、利用時点の公式情報を確認してください。すでに弁護士へ依頼している場合は、この記事の内容よりも担当弁護士からの個別の指示を優先してください。